ビブラマイシン®)A、ミノサイクリン(ミノマイシン®)A)、マクロライド系(ロキシスロマイシン(ルリッド®)B、クラリスロマイシン ..


マクロライドは日本でも比較的使い易い薬剤です。
テトラサイクリン系抗生物質で深刻な副作用があった方、または禁忌の方には代替的に
マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン)が用いられることがあります。


アジスロマイシン及びクラリスロマイシンは、古いエリスロマイシンよりも化学的に安定であり、より広く用いられています。
内服は、8歳未満のお子様でも可能です。アジスロマイシンは、より長い半減期を持つので、より少ない頻度の内服で治療可能です。
アジスロマイシンは、炎症組織に対する親和性を示し、他のマクロライド系抗生物質と比較して他剤との薬物相互作用が数なく他の薬剤を飲んでいる人にも使い易いという特徴があります。

ジェネリック薬はありますが、日本の薬局で購入できる市販薬はありません。処方薬でなくても個人輸入で購入することが可能なようですが、自己判断で使用される際は耐性菌や副作用、飲み合わせに関するチェックが難しくなりますのでオススメいたしません。

ビブラマイシン; ミノマイシン; アクロマイシンV; レダマイシン

同じ成分の薬です。どちらも先発品です。製造会社が異なりますがどちらもクラリスロマイシンであることには変わりありません。薬価には多少の違いがありますが、先発品とジェネリック薬ほどの大きな差はありません。

ビブラマイシンは皮膚の細菌感染を含む全身の様々な細菌感染症をはじめとして、性感染症・炭疽・ブルセラ症・ペスト・Q 熱・オウム病などの特殊な感染症に対しても有効な抗生物質です。ビブラマイシンは消化管からの吸収率が極めて高いため、内服後すぐに有効な血中濃度に達する上、長時間持続します。血中から組織への移行性も高く、ターゲットとなる細菌をしっかりと叩くことができるのが特徴です。

はじめに:現在ヒトより分離されている14種のマイコプラズマの中で、ヒトに病原性を有すると思われるものは()、、、などが挙げられているが、この中で病原性が確立されているものは、であり小児・学童・若年成人などの上気道炎・気管支炎・肺炎などの急性呼吸器疾患の病原体として高率に分離されている。肺炎は一般的に感染後約10~14日間の潜状期間の後に発熱、咳嗽などの症状をもって発症し、多くは比較的軽微な臨床経過をとるが、ときとして頑固な咳嗽を主とした症状の遷延化や、広範囲な陰影の出現による呼吸不全などの重篤化を呈する症例や、気道以外の臓器への合併症を惹起する場合もある。その治療に対してはβ-ラクタム系の抗生剤が全く無効なこともあり早期診断とマクロライド系(ML)、テトラサイクリン系(TC)やニューキノロン系抗生剤の有効な薬剤の早期投与が病状の遷延化や流行の防止につながる。以下、マイコプラズマ肺炎の診断と治療について簡単に述べる。診断:肺炎の診断には従来より病原体の分離培養法、直接蛍光抗体法および血中抗体測定法などが用いられてきたが、近年、Polymerase chain reaction(PCR)法によるのDNA(DNA)検出が試みられている。1)マイコプラズマの分離同定についてが咽頭・気管支・肺から分離されれば感染と診断され得る。患者の咽頭・喀痰より得られた検体をPPLO培地(寒天、液体および重層培地)に接種し、37℃にて7~10日間培養し、寒天培地の場合、コロニー確認の後クローニングを行い、 の生物学的性状(赤血球吸着能、溶血能など)を利用し同定を行い、最終的にはの抗血清を用いてのディスク法(paper disc diffusion法)によって同定する。診断法としてはが同定されれば間違いないが、特殊な培地が必要であること、培養・同定に日時を要し煩雑であることなどより、限られた施設において行われている。2)血清学的診断について血清診断が臨床的によく用いられる。一般にウイルス、マイコプラズマ感染症では、感染後経過とともに各種の抗体(IgM、IgGなど)が産生される。従って診断には、急性期および回復期のペアー血清による抗体価の推移を調べその有意上昇(通常は4倍以上)をもって診断する。血清診断法としては、一般的には補体結合反応(CF,主にIgG測定)、間接的赤血球凝集反応(IHA、主にIgM、IgG測定)が用いられているが、その他にも代謝阻止反応(MI、主にIgM測定)などが用いられている。方法により感度の違いがみられることもあり、確実な診断を得るのが困難な場合もあるため、2法を併用することも必要な場合がある。なお、シングル血清はCFで64倍以上、IHAで320倍以上を陽性として診断する。血清診断法の問題点としては、ペア血清による場合1~2週間の日時を要すること。また、乳幼児からの採血の問題など早期診断が困難なことである。また、他のウイルス感染などによる血清学的既往反応による抗体価の変動がみられる場合もあり、慎重な診断が要求される。直接的蛍光抗体法(DFA)は咽頭ぬぐい液の抽出液をアセトン固定後FITC標識抗マイコプラズマモノクローナル抗体を作用させ、蛍光顕微鏡にて検鏡する方法である。本方法は迅速に結果を得ることができるが検出率にばらつきがみられ、特異性にも問題があり、検出感度がやや低いようである。近年、感染症の早期診断を目的としてPCR法による咽頭からのDNAの検出法が開発されている。PCR法は高感度で数時間で結果が得られることより臨床的に有用性が高い診断法である。またPCR法はの検出とともに他のヒト由来マイコプラズマの同定も可能である。その他に流行株の株特異性や抗生剤治療中のの検出や抗生剤への耐性因子の検討も可能である。PCR法の問題点は商品化がまだなされていないこと、診断技術の標準化がなされていないことで、コストの問題が解決されれば有用な感染症の確実な迅速診断が可能な方法である。DNAプローブ法もヒト・動物のマイコプラズマ感染症の早期診断に用いられているが、感度がややPCR法に劣ること、一般検査室ではまだ行わないところに問題がある。治療:マイコプラズマは細菌学的特徴として細胞壁を有せず蛋白質・脂質・リン脂質よりなる3層の限界膜を有する。従って細胞壁に障害を与えて抗菌作用を有する細胞壁合成阻害剤としてのβ-ラクタム系(ペニシリン系セフェム剤)抗生剤には感受性を示さず、蛋白合成阻害剤としてのML系抗生剤やTC系抗生剤、ニューキノロン系抗生剤に高感受性を示すという特徴をもっている。肺炎の治療は抗生剤による化学療法と、咳嗽、発熱などの臨床症状への対症療法が主体となる。肺炎は細菌性肺炎に比較して一般的に重篤な経過をとることは少ない。本症の治療においての問題点のーつは、本症の確診が得られるまで日数がかかる場合が多く、疑診にて治療を行わねばならないことである。化学療法の一般的な方法としてはに対する感受性よりエリスロマイシン(EM)、ロキタマイシン(RKM)、ミオカマイシン(MOM)、ジョサマイシン(JM)、クラリスロマイシン(CAM)、アジスロマイシン(AZM)などのML系抗生剤とミノマイシン(MINO)、ビブラマイシン(DOXY)などのTC系抗生剤が第一選択剤として実際の治療に用いられる。これらのうち、ML系抗生剤は強い抗菌作用と高い肺内移行を有し、特にAZMはin vitroにおいては他剤よりも強い抗菌作用を認めるが、今のところ本邦においては未承認薬剤となっている。一方TC系抗生剤はlong activeで少ない投与回数で十分な治療効果が得られる。ただ問題点としてTC系抗生剤は乳幼児・学童ヘの使用が副作用の面より難しいことである。また、MINO、DOXYは薬事法上マイコプラズマ感染症に適応が取られていない。肺炎の治療の問題点は以下の通り。(1)どの時期にどの抗生剤を選択するか:前述のように診断に時間を要することより慎重な化学療法の導入が必要である。(2)に強い抗菌力を有する抗生剤の中でどの薬剤を選択するか:は抗菌剤の投与にもかかわらず長期間にわたり気道上で増殖を繰り返すことが知られている。臨床治療成績よりみての除菌作用はML系よりTC系抗生剤、特にMINOの除菌作用が強く、投与3~5日で気道上から除菌することが可能である成績を得ている。しかしながら新しいML系抗生剤のCAMやニューキノロン系抗生剤もかなり強い除菌効果が認められた報告もみられる。(3)化学療法の治療はどこまで行うか。いわゆるエンドポイントはどの時期か:肺炎の治療を行う際、胸部X線陰影は改善し炎症反応も陰性化しているにもかかわらず、長期にわたり咳嗽が持続することが多くみられる。抗生剤の投与をどこで中止するか判断に迷うことがあるが、気道上のの除菌効果をあげる意味で一般には胸部X線の改善後、なお1週間位の化学療法を行う必要がある。(4)の薬剤耐性化の問題:薬剤耐性の報告は少ないが、ML系抗生剤のEM、JMについての報告がみられる。TC系抗生剤には耐性は認められていない。医療法人泉川病院長 泉川欣一

これらは、もともと抗生物質として殺菌効果を期待して作られた薬剤ですが、殺菌効果を達成するための用量よりも低い用量(subantimicrobial)において炎症を抑える効果が備わっていることがわかっています。
漫然とした抗生剤の投与は耐性菌の発生に注意が必要です。そのため低用量での抗生物質の使用が注目されています。


クラリスロマイシン, clarithromycin, Watch, J01FA10, アジスロマイシン, azithromycin

クラリスに最も特徴的なのは、一般的な抗生物質が効かないマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなどの非定型細菌にも有効であることです。マイコプラズマは肺炎を引き起こすことで有名ですが、皮膚に感染して皮膚に治りにくい傷を作る原因になることもあります。またクラミジアは性感染症の原因となり、外陰部に痛みや痒みを引き起こします。マイコバクテリウムは皮膚の下で膿を作り、ジクジクとした傷を引き起こす原因菌です。これらはどれも稀な病気で抗生物質が効きにくいのが特徴ですが、クラリスは比較的よく効きます。またクラリスが改良される前の薬であるエリスロマイシンには胃酸によって効力が落ちるという弱点がありましたが、クラリスは胃酸の影響をほとんど受けません。体内にしっかりと吸収されるため、1日2回の服用で十分な治療効果が得られます。その他の特徴として、クラリスはアレルギーを起こしにくいとされています。βラクタム系の抗生物質に対してアレルギーがある人でも使用可能です。ただし他の薬と相互作用を起こしやすいので、飲み合わせには注意が必要です。

[PDF] 小児肺炎マイコプラズマ肺炎の診断と治療に関する考え方

一般的な感染症に対してはクラリスロマイシン1日400mg、非結核性抗酸菌症には1日800mg、どちらも2回に分けて経口で投与します。投与量は年齢、症状にあわせて増減します。またピロリ菌の除菌に用いる場合は他の抗生物質や胃薬と併用して処方されます。

マイコプラズマ感染症 | 池袋ながとも耳鼻咽喉科 | 北池袋駅徒歩2分

a.グラム陽性菌用内服抗菌薬
マクロライド系:クラリシッド®(クラリスロマイシン)
テトラサイクリン系:ビブラマイシン®(ドキシサイクリン),ミノマイシン®(ミノサイクリン)
リンコマイシン系:ダラシンカプセル®(クリンダマイシン)

マクロライド系抗生物質:アジスロマイシンやクラリスロマイシンが第一選択となります。 ..

ビブラマイシン(一般名:ドキシサイクリン塩酸塩水和物)とは、グラム陽性菌・グラム陰性菌をはじめクラミジア属の細菌に対しても幅広く抗菌作用を発揮するテトラサイクリン系の抗生物質です。

ビブラマイシンニキビ治療の内服薬として知られるビブラマイシン ..

クラリス(一般名:クラリスロマイシン)とはマクロライド系の抗生物質です。従来のマクロライド系抗生物質であるエリスロマイシンを改良してできたものであり、ニューマクロライドともいわれています。抗生物質の代表といえるのはβラクタム薬(ペニシリン系、セフェム系等)ですが、マクロライド系も肺炎球菌をはじめとするグラム陽性菌、インフルエンザ菌や百日咳菌など一部のグラム陰性菌、嫌気性菌、非定型菌のマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなど多くの細菌に対して効力を発揮します。いろいろな細菌に有効なので、呼吸器系の領域を中心に多くの診療科で処方されています。多くは咽頭炎・肺炎・中耳炎などに対する処方です。消化器領域ではピロリ菌の除菌薬としても数多く処方されています。皮膚科領域においては、感染を伴う、表在性/深在性皮膚感染症、リンパ管/節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍などの疾患に対して選択されることがあります。

[PDF] クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」 を服用される患者さんへ

ドキシサイクリン塩酸塩水和物(ビブラマイシン)の最も頻繁に見られる副作用は、消化器系に関するものです。多くの服用者が胃腸障害を経験し、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れます。

クラリスロマイシン(商品名:クラリス®、クラリシッド®) ..

ドキシサイクリンは、他の薬剤や食品との相互作用に留意します。特に制酸剤、鉄剤、カルシウム製剤などはドキシサイクリンの吸収を阻害するため、服用のタイミングを2〜3時間ずらすことが望ましいです。

疾患別処方ランキング、適応症、から検索する事ができます。PC版では相互作用チェック、飲食品相互作用チェック、薬価比較 ..

抗ヒスタミン薬は日本でも比較的使い易い薬剤です。
抗ヒスタミン薬のターゲットとなりうるマスト細胞(肥満細胞)は、カテリシジン(LL-37)、MMP類(Matrix Metallo Proteases)および炎症性サイトカイン(27,28)を放出することによって酒さの発症、及び増悪において重要なカテリシジン誘発性炎症を仲介する役割を果たしていることが示唆されています。
マスト細胞の脱顆粒を抑制することは、酒さにおける潜在的な治療標的であると推測されます。
この仮説をもとに古典的な抗ヒスタミン薬、クロモリンナトリウム(日本名:インタール)を使用した小さな、無作為化比較試験が行われました。8週間後、クロモリンナトリウムを処方された群では顔面紅斑およびMMP、カテリシジン、及びKLK5レベルが対照群と比べ優位に減少しました。
将来的に大きな試験が必要とされていますが、これらの知見は、紅斑性酒さを治療するためにクロモリンナトリウムが有用であり得ることを示唆しています。
抗ヒスタミン薬は日本でも使いやすいでしょう。

[PDF] 歯周病患者における抗菌薬適正使用のガイドライン 2020

この物質は細菌感染症の治療に広く用いられ、テトラサイクリンを化学的に修飾して作られた半合成抗生物質です。

れており,アレルギーのある場合にはクリンダマイシン,クラリスロマイシン,アジスロマイシ ..

原因となっている局所性または全身性ステロイドは完全にやめるべきです。カルシニューリン阻害剤(プロトピック)の局所療法に加えて、低用量イソトレチノイン、または抗生物質の全身療法も可能です。

クラリスロマイシンなどのマクロライド系は耐性の可能性があります。

ドキシサイクリン塩酸塩水和物(ビブラマイシン)は、呼吸器系の感染症治療に用いられる抗生物質の一つです。