・抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ポララミンなど) 花粉症の薬として使われる薬が咳にも効くことがあります。 2023年4月17日
花粉症の治療の第1選択は抗ヒスタミン薬の内服となります。フェキソフェナジン(アレグラ)やビラスチン(ビラノア)などが代表的な薬剤となります。鼻づまりや鼻水が強い場合は、点鼻ステロイド薬も追加します。モンテルカスト錠やプソフェキ配合錠の投薬を追加をすることもあります。
化学構造式で分類すると三環系、ピペリジン骨格、ピペラジン骨格の3種類に分けることができます。
保険適応外の自費診療となりますが、鼻水などの鼻症状が強い方に関しては、ボツリヌス毒素の点鼻投与という選択肢もあります。ボツリヌス毒素を点鼻投与することで、鼻粘膜の副交感神経からのアセチルコリンの放出をブロックし、鼻水の分泌をおさえ、鼻づまりを軽減します。効果は、2~3週間持続します。当院でも行っておりますので、ご相談ください(リンク:)。
アレグラFXは、花粉だけでなく、ダニ・ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎の症状にも効果があります。
新しい薬だから必ずしも良いというわけではありません。アレルギー症状の程度は個人個人で様々ですし、それぞれの置かれている環境(生活習慣や仕事の内容など)によっても必要とされる薬は異なります。効果と副作用のバランスを考えて自分に合う薬を探していくとよいと思います。
花粉症は、アレルギー反応を起こす原因物質=「アレルゲン」が身体の中に侵入してきた際にできる抗体が原因です。
花粉症は、鼻の粘膜に花粉が付いたとき、体の免疫システムが過剰に反応して、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど鼻炎症状が起こります。花粉が飛散する2月中旬から4月初旬に症状が起こり、なかでもスギ花粉による花粉症が最も多いとされています。
図1に主な抗ヒスタミン薬のを示します。第1世代が50%以上の脳内H1受容体を遮断するのに対して、20%未満で非鎮静性とされます。赤い四角で囲ったものは第2世代と呼ばれるもので、すべて非鎮静性です。アレグラやアレジオンなどはOTC薬(市販薬)にもなっていて、ドラッグストアでも簡単に手に入るのでなじみが深いのではないでしょうか。
ヒスタミンが体内で放出されると活性型のヒスタミン受容体が反応するのですが、不活性型が増えていればヒスタミンによる 影響、すなわち花粉症の症状を減らすことができます。
花粉症、喘息などによる、皮膚の腫れや痒み、鼻炎(くしゃみや鼻みずなど)、咳などの症状を改善する薬
花粉症による鼻汁、鼻閉、くしゃみ、どの症状にもある程度の効果が望めます。症状が出ている時に症状を抑えるのはもちろんですが、毎年強い症状が出ている患者さんは症状が出始める前に使用すること(初期療法)で、症状を軽くして重症化を防ぐことができるといわれています。
しかし、花粉症で咳が出ているのなら、花粉が飛散している時期(3カ月 ..
喘息患者さんの70%はアレルギー性鼻炎を持っていると言われています。鼻から気管支まで、気道は一つの臓器とみなす考え方があり、これを”one airway, one disease”といいます。一般的に花粉症の季節は喘息のコントロールも悪化する傾向にあります。
アレルギーの症状は、アレグラなどの抗ヒスタミン薬を服用して抑えます。
・アレルギー性咳嗽⇒アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)を使います。どの薬(タリオンやアレグラ、ザイザルなど)を選択しても、比較的直ぐに効くとされています。
今回は花粉症のメカニズムとともに、花粉症によるのど、咳症状をメインに ..
花粉症が増悪する時期には、気管が過敏になりせきが出やすくなります。花粉症のせきの特徴は、痰のからまない乾性咳嗽で、胸の奥から起こるせきです。
アレルギー性鼻炎患者さんの約2割に喘息を合併していると言われており、喘息の持病のある人はこの時期喘息が悪化することが多いので注意が必要です。鼻はのどや気管とつながっているので、鼻のムズムズした感覚がのどや気管まで伝わって、のどや気管にイガイガした感じが起こることもあります。
せきが起こりやすい時間帯は、一日で気温が最も低くなる、寝る前や朝方といった、布団に入っている時間です。 そんな時には吸入ステロイド薬が有効です。
また鼻水が多いと、鼻水がのどに流れ込んで、その鼻水が気管支を刺激する後鼻漏もせきの原因になります。この場合は抗アレルギー剤の内服やステロイドの点鼻薬を使用します。
アレグラやアレジオンなどはOTC薬(市販薬)にもなっていて、ドラッグストアでも ..
定期的に体内に花粉が入ってくることで、リンパ球により抗体が少しづつ産生され体内にたまっていきます。抗体は肥満細胞に付着します。
再び体に花粉が入ると花粉は肥満細胞の抗体に結合して、肥満細胞は鼻水、くしゃみを引き起こすヒスタミンや鼻づまりを引き起こすロイコトリエンといった化学伝達物質を放出し、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼の痒みという症状を引き起こします。
体内に蓄積された抗体量が一定量を超えると、ある日突然花粉症が起こります。今までくしゃみや鼻水で困ったことがなかった、という方でも、突然花粉症になります。70歳代の患者さんが、初めて花粉症になることもみられます。最近では子どもの花粉症の低年齢化が進んでおり、2歳半でスギ花粉症になっているお子さんが数多くみられます。
また、花粉症によって咳の症状が出てしまう方もいらっしゃると思います。
百日咳は幼少期にワクチン接種をするため、大人になるころには抗体価が下がり、移ってしまうことがあります。最近では成人発症が多いです。咳は”ヒューコンコンコン”と言われていますが、成人の場合には胸郭がしっかりしているため、一般的な風邪と症状は同じです。
アレグラと咳止めの併用は問題ありません。 しかし、上述したように、市販の ..
(1)第二世代抗ヒスタミン薬
鼻水、鼻づまりくしゃみが強い場合に使用します。
第二世代抗ヒスタミン薬は、人によって効果や眠気などの副作用に大きな差があるのが特徴です。最近では眠気の少ない薬もありますので、ご自身の体質を医師に伝えて相談されることをおすすめいたします。
妊娠中は基本的に使用できません。授乳中でも、フェキソフェナジン(アレグラ®)、デスロラタジン(デザレックス®)など一部の薬は、使用可能です。
症、喘息などによる、皮膚の腫れや痒み、鼻炎(くしゃみや鼻みずなど)、咳などの症状を改善する薬.
・毎年同じ時期に咳をしますか?⇒Yesなら、アレルギー性咳嗽や咳喘息を疑う
この時期、花粉症から始まった長引く咳など、咳のなかなか治らない多くの ..
理論上は、インバースアゴニスト作用の強い抗ヒスタミン薬を花粉症の初期治療で用いれば、いざ花粉が飛散してヒスタミンが遊離されても、不活性型のヒスタミン受容体が多いわけですので、ヒスタミンが大量にあっても反応せず、結果としてアレルギー反応が軽くてすむわけです。
アレルギー性咳嗽は季節性があります(花粉症の時期に咳をするなど)。 ..
スギ花粉などのアレルギー物質(抗原)が体内(鼻腔内)に侵入すると、この抗原に結合する性質を持つ抗体(IgE)が作られます。この抗原と抗体がくっついたものが炎症細胞であるマスト細胞に結合します。すると、マスト細胞が刺激されて、このマスト細胞から炎症を引き起こす物質であるヒスタミンやロイコトリエン、サイトカインが産生・放出されます。これらの放出された物質がアレルギーの原因となり、鼻や眼に花粉症の症状がおこります。
アレグラ ジェネリック 花粉症 薬 鼻炎 薬 / 鼻炎 市販薬 アレルギー性鼻炎薬
催奇形性が問題となるのは妊娠2~4か月です。この時期は、できるだけ投薬は避けた方が良いですが、投薬をしないで体調が悪くなる方がより不利益である場合も少なくないため、症状が強い方は治療を行います。
アレグラFX 28錠 久光製薬 控除 花粉やハウスダストなど ..
いわゆる抗アレルギー薬(アレルギーの薬)といえば、必ずといっていいほど処方される薬です。花粉症の症状は、身体に侵入した花粉をきっかけに、アレルギーに関係するマスト細胞からやロイコトリエンなどの物質が放出され、神経を刺激したり、粘膜が腫れることによって起こります。抗ヒスタミン薬はヒスタミンが受容体に結合する前に、先に受容体と結合してヒスタミンをブロックすることでヒスタミンの作用を抑えます。