メトホルミンとフォシーガを併用することで得られる効果は、以下の3点です。
ただし、フォシーガの腎保護効果について明らかになっていることと、明らかになっていないことがあり、積極的に使用したい場合とそうではない場合を筆者の主観で以下のように分けてみました。
そもそも「SGLT2」という成分は体内に存在し、糖が尿から排泄されないように作用します。フォシーガはこの成分の働きを阻害して、糖を尿から排出することで血糖値を下げる役割を果たす薬です。
フォシーガの長期投与については、別の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせて参考にしてください。
フォシーガは、継続的に飲み続けることでの体重減少が見込めます。
SGLT2阻害薬は、尿中に糖分(ブドウ糖・グルコース)が漏れるようになる薬です。
血糖値を下げる効果の他にも、体重減少効果、心疾患リスクの低減、腎保護効果などが報告されています。
副作用としては、尿中に糖分が漏れるため、細菌や酵母が増えやすくなり、尿路や性器の感染症になりやすくなります。
一部のSGLT2阻害薬では、短期的には、体重が減るときに、最初は、筋肉、脂肪の両方が減少しますが、長期間 飲み続けると、脂肪組織の方が多く減ることが報告されています。
保険適応については、SGLT2阻害薬は2型糖尿病に適応があり、フォシーガ・スーグラのみ、1型糖尿病にも適応があります。(2019年11月時点)
SGLT2阻害薬には、肥満症の適応はありません。
メトホルミンとフォシーガは、どちらも血糖値を下げる効果があります。
そのため、併用すると効果が強くなって血糖値が下がりすぎてしまい、低血糖を引き起こす可能性があるのです。
また、食事しない時にメトホルミンやフォシーガを飲む場合も、低血糖を引き起こしやすくなるため、併用するときはとくに注意してください。
フォシーガを飲むと脱水症状があらわれる場合があります。フォシーガによって尿の量が増え、体から水分が失われやすくなるためです。
もし、長期間フォシーガを飲んでいるにもかかわらず効果が不十分だと感じるのであれば、医師に相談して別の治療法に切り替えることも1つの手段です。
フォシーガの効果時間について、この記事で解説したことをまとめました。
フォシーガは長期にわたって安全に使用できる医薬品であり、継続的に飲み続けても安定して血糖値を下げる効果を得ることができます。
次の項目ではメトホルミンとフォシーガについて、それぞれ詳しく解説していきます。
フォシーガは、飲み続けることでより大きなダイエット効果が期待できる医薬品です。
正しい飲み方やリスクについて知識を付けた上で、安全に使用しましょう。
フォシーガ錠は飲みます。フォシーガを飲むタイミングは朝がおすすめです。
リベルサスとフォシーガの併用については、別の記事で詳しく解説しています。
より大きな効果を出したい方、リスクについてしっかりと確認しておきたい方はぜひご覧ください。
フォシーガを使用したダイエットでの注意点は、主に以下の4つです。
そして、脱水症状にも注意が必要です。
フォシーガを飲み始めて1週間程度は尿量が増えるため、体内の水分量が減り脱水を引き起こしやすくなります。
脱水は、メトホルミンの副作用である
脱水症状を予防するためにも、こまめな水分補給を意識してください。
〈フォシーガ〉 ・ダイエット効果の強いものを求めている人 ・むくみが気になる人
脱水を予防するため、フォシーガ服用中はこまめな水分補給を心がけましょう。とくに、運動後や暑い時期は意識して水分をとる必要があります。
フィットクリニックでは、ルセフィと同じSGLT2阻害薬のフォシーガを含む
なお、フォシーガの効果については別の記事で詳しく解説しています。
こちらもあわせてお読みください。
フォシーガは糖質制限ダイエットに近い働きをしていると言えるでしょう。
SGLT2阻害薬は、糖尿病治療薬としてフォシーガの他に5種類が発売されています。それぞれの違いは、効果が持続する時間や副作用の出方です。
フォシーガを使用すると、脂肪をため込みにくくなると言えるでしょう。
フォシーガに限らずどのお薬もメリット・デメリットがあり、それらを天秤にかけて判断していく必要があります。
今回はダイエット薬として使われるフォシーガについて解説しました。
フォシーガは1日の中でいつ飲んでも構わないのですが、トイレが近くなるので起床後の食事に合わせて飲みましょう。
寝る前に飲むと、就寝中にトイレへ行きたくなって目が覚めてしまいます。
そのため、起床時の食前後にフォシーガとメトホルミンを飲み、そのあとの食事の前後に残りのメトホルミンを飲むようにするのが良いでしょう。
フォシーガとはどんな薬?ダイエット効果と痩せる理由について解説
当院では、SGLT2阻害薬の中でも低血糖の副作用が比較的少ないと言われる、フォシーガを採用しています。
フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説
リベルサスは、脳の満腹中枢や胃腸に作用して食欲を抑える効果がありますが、フォシーガにはその作用がないためです。
*尚、フォシーガはSGLT2阻害薬と呼ばれるお薬の一つです。 ..
フォシーガは糖尿病の治療薬として使われていましたが、血糖値を下げるだけでなく腎機能を保護する効果も期待され、糖尿病の患者さんには積極的に使用されていました。
皆さんはルセフィやフォシーガというお薬の名前を聞いたことがありますか? ..
しかし一方で、フォシーガには点や、インスリンに依存せずに血糖値を下げることができるため点がメリットとして挙げられます。
フォシーガの効果はいつから現れるのか。効果の発現や持続時間、ダイエット目的の場合どのくらいの期間で痩せるのか解説しています。
リベルサスとフォシーガを併用することによって、血糖値の改善や体重減少の効果を高めることが期待できます。
ただし、ため、併用には注意が必要です。
Q.メトホルミンはどのくらい痩せる? Q.フォシーガと併用できる医薬品は? メトホルミンとフォシーガ併用によるダイエット効果
フォシーガによる糖の排出作用は、飲んだその日から効果があると言えるでしょう。個人差はありますが、飲んでから8〜12時間で血液中の濃度が低くなっていき、効果が落ち始めます。また持続的に余分な糖は排出されますが、約24時間で効果が消えていきます。
ジャディアンスは痩せる? フォシーガとの違いや添付文書を基に副作用やリスクについて解説
ダイエットには正しい食事管理が最も重要です。
最も重要である食事管理を強力にサポートしてくれるのがGLP-1ダイエットです。
GLP-1は食欲を抑える作用があり、「1回の食事で食べ過ぎない」「間食をしないようにする」と言った、ダイエットの基本である食生活の改善を強力にサポートしてくれます。
自然と摂取カロリーが減るため、健康的に体重が落ちていきます。