このように、フォシーガは効果と安全性が高く、継続もしやすいダイエット薬です。
★インスリン注射の効果:
1.高血糖が改善し糖毒性が解除される。 これによりインスリンの分泌能力の回復や筋肉・肝臓でのインスリン抵抗性が改善する
2.膵臓が休息できるのでインスリン分泌が回復する可能性がある
3.全身倦怠感などの症状が改善する
4.良好なコントロールにより糖尿病合併症の進行を阻止できる
インスリン注射についてはいまだにいろいろと誤解があり、治療の開始にあたり不安や戸惑いがあるかもしれません。インスリン療法は、ひとことでいうと体内で不足しているインスリンの補充療法です。 インスリン注射を開始するというのは、必ずしもあなたが重症の糖尿病であると言うことではなく、また、ずっと打ち続けなければいけないというものでもありません。
以前はインスリン治療はインスリン分泌が低下した場合の補充療法であると考えられていましたが、最近、インスリン分泌能力の残っているインスリン非依存型糖尿病の食後高血糖を是正する目的で速効型(R)インスリンを各3食前に注射する方法が用いられるようになってきました。
飲み方のポイントとして、ことでフォシーガの副作用であるカンジダを予防できます。
食事をし、栄養素(主に糖質)が消化吸収され血液中にはいってくるとすい臓からインスリンが分泌されます。これは血管にはいってきたブドウ糖がすい臓のインスリン分泌細胞に取り込まれインスリン分泌を刺激されるわけですが、じつは栄養素が小腸までやってくると小腸の壁にあるK細胞、L細胞からインクレチンというホルモンが分泌され、これがインスリン分泌を増強するということが知られています。 ただこのインクレチン(GLP-1、GIPと呼ばれます)は血液中のDPP-4阻害薬により数分で分解されてしまいます。 糖尿病ではこのインクレチンのGLP-1の分泌が低下していることが血糖があがる1つの要因です。 このGLP-1作動薬は、これを壊れないようにしてGLP-1の効果が持続するように開発された注射薬です。
現在2種類の薬剤があり、1つはGLP-1と構造が似たアメリカドクトカゲの唾液から発見されたものでGLP-1と似た構造のホルモンと、 ヒトのGLP-1を血液中で壊れにくくなるようにアミノ酸の構造に細工を加えたものがあります。これらを1日2回、または1回注射すると、食事のときのみインスリン分泌が増強され、また肝臓から糖を放出するグルカゴンの作用を抑えて血糖値を改善することができます。低血糖を起こしにくいのが特徴で、また体重減少効果や食欲抑制効果も期待できます。
主な薬品の商品名 バイエッタ、ビクトーザ、リキスミア
中間型(N)インスリン 朝食前1回
昔はこの打ち方からインスリン治療を始めましたが最近はあまりもちいられません
中間型(N)インスリン 朝夕食前2回
インスリン分泌能力の比較的保たれている2型糖尿病患者の方に多い打ち方です
混合型(30R、25MIX または30MIX、50MIX)インスリン 朝夕食前2回
中間型2回注射では食後の血糖値が高い場合に速効型(R)または超速効型(MIX)が25〜50%含まれた混合型をつかって食後血糖を下げるようにします 昼食後の血糖をさげるためには50MIXの各食前3回注射というのもあります
BOT療法 (持効型インスリンと経口薬を併用)
最近はインスリン治療の入り口として24時間効果の続く持効型と言われるインスリンを夜または朝に1回注射し、飲み薬と併用するBOT(経口薬と基礎インスリンとの併用)療法という方法がよく行われるようになりました。
これまではインスリンを開始するにはどうしても入院が必要でしたが、この方法では外来で開始できるという点、1日1回家で注射すればよいという点などのメリットがあります。もちろんBOT療法でも血糖改善が不十分な場合は、次のステップに進む必要があります
強化インスリン療法 各食前速効型+眠前中間型
自然のインスリン分泌をパターンいちばん近い注射方法です。インスリン分泌が廃絶したIDDM患者の方はこの注射方法が必要です。
インスリン導入のステップ
まず最初に次のことを勉強します
1.インスリン注射用のペンの使い方
2.実際の注射の仕方
3.血糖自己測定のやり方
外来でのインスリン注射は次の3つのステップに分けれます。
ステップ1 (1〜2週間) 少量のインスリンでまず注射に慣れるのが目的
ステップ2 (2〜4週間) ゆっくりインスリンを増量し高血糖の改善を目指す
ステップ3 (4週間〜 ) 注射量と回数を積極的に調節しより良い血糖コントロールを目指す
シックデイの食事について
1)糖質を主体として消化吸収のよいものを
2)水分や電解質をしっかり補給 (脱水予防)
3)味噌汁、スープ、果汁などを取る
・フォシーガの服用中は、定期的に腎機能の検査を受けてください。
Q1:薬を飲み忘れた場合
A1:食後すぐに気がついたときはその時点で飲んでください。朝食前後または朝夕食前後の薬で、朝食時に飲み忘れた場合は昼食時に服用してもかまいません。朝食を抜いた時も昼食時に服用してください。しかし1回分忘れたからといって2回分をまとめて飲まないようにしましょう。
Q2:薬の副作用は?
A2:αグルコシダーゼ阻害薬 腹部膨満、下痢、放屁など、ごくまれに肝障害
ビグナイド剤 食指不振、まれに乳酸アシドーシス
SU剤 遷延性低血糖、肥満増強
インスリン感受性改善剤 浮腫、肥満増強、心不全、骨粗鬆症、重篤な肝機能障害の可能性(アクトスでは報告なし)
DPP-4阻害薬 便秘、吐き気など消化器症状
体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。
SGLT−2阻害薬
SGLT2とは、腎臓でブドウ糖を体に再吸収する役割を持っている糖輸送担体(糖の運び屋。ブドウ糖がさまざまな臓器の細胞に適切に取り込まれるために働く分子)です。この働きを阻止することで、ブドウ糖を体に再吸収させることなく、尿を通して体外へ排出させます。
これは、インスリンの作用とは関係なく、血糖値を下げる薬です。そもそも糖尿病という名称は、尿にブドウ糖が検出されることに由来しています。
血液中のブドウ糖は、腎臓の糸(し)球体(きゅうたい) (ザルのような構造)で血液中の老廃物をろ過し、尿が作られるときに一緒に濾(こ)されますが、ブドウ糖だけはそのまま尿として捨てられるのではなく、そのほとんどが腎臓のなかでもう一度血液中に戻されます。ですから、健康な状態では尿中にブドウ糖は検出されません。ところが、血糖値が高くなるとこの再吸収する量が追いつかなくなり、尿中にブドウ糖が出てきます。
ただし、逆転の発想をして、尿と一緒にブドウ糖を排出すれば、血液中のブドウ糖濃度が低くなるのですから、薬を使って、どんどんブドウ糖を体外に排出させようというのがこの薬のコンセプトです。
現在、複数のメーカーが開発中で、臨床試験も進んでおり、どのくらいの血糖値を改善する効果があるのか、どのような副作用があるのか、どんな糖尿病薬との組み合わせがよいのか、どんなタイプの糖尿病で効果があるのか、などを研究中です。
グルコキナーゼ(GCK)活性化薬
グルコキナーゼ(GCK)は、細胞内で取り込んだブドウ糖を代謝する際に中心的な役割をする酵素です。この酵素の活性を高めるのがこの薬です。
1すい臓のインスリン分泌細胞では、GCKが活性化することで糖の刺激が細胞内で伝わりやすくなりインスリン分泌量が増えること
2肝臓においては、GCKが活性化することでインスリン刺激による糖の取り込み、糖からのグリコーゲンの合成が増加します いいかえるとインスリン抵抗性が改善します。
このようにインスリンをよくだすようにして、その一方でインスリンの効きを良くするという薬です 今後の薬としての開発の進展が待たれます。
吸入式インスリン
現在鋭意開発中、専用の吸入器を使用し、霧状になったインスリンを吸入、気管支粘膜からインスリンを体内に取り込み作用する。以前は鼻粘膜から吸収されるタイプのものの開発が試みられたがとん挫しています。 しかしこの吸入インスリンプロジェクトは中止になったようです。
開発中の糖尿病合併の予防薬
アミノグアジニン
糖化最終産物(AGE)の合成阻止効果のある薬、糖尿病合併症の原因ではないかと考えられているAGEを押さえることにより合併症の予防薬としての期待が集まる薬剤。市場に出るのは早くて数年先。
PKCベータ阻害剤
糖尿病合併症の原因の一つであるPKCの活性を抑える薬剤。現在欧米で治験中である
フォシーガの服用は禁止されていないものの、服用できるかのな方もいます。
糖尿病性単発性神経障害に対する牛車腎気丸の効果についての検討
対象:
NIDDM 100例 男性55例、女性45例 平均年齢62歳、64歳 糖尿病罹病期間13年、15年
治療:
食事療法単独7%、経口血糖降下剤54%、インスリン39%
糖尿病コントロール状態 HbA1c9.6%、9.4%
方法:
牛車腎気丸を7.5〜5.0g/日を36ヶ月以上投与した。
結果:
投与開始後1ヶ月目で78%の症例で自覚症状の改善が認められた
下肢脱力感72%、しびれ感67%、下肢痛65%、冷感64%、
無効例を検討してみると、下肢のほてり感、灼熱感を主訴とする症例であった。
MCV、SCV、振動覚検査など他覚所見での改善度は有意ではなかった。
●フォシーガ5mg・10mgの処方価格(服用したことがある方)
1)アルドース還元酵素阻害剤:キネダック
現在、市販されている唯一の薬です。 糖尿病性神経障害によるしびれの改善、神経伝導速度の改善は報告されています。 そのメカニズムは高血糖による細胞内のソルビトール蓄積による細胞浮腫(細胞のむくみ)を改善することにより神経細胞の機能を回復させます。
偽薬を服用したグループに比べ、フォシーガを服用したグループは、
逆に処方しないほうが良い患者さん やせ型の高齢者糖尿病でしょう 脱水になりかかっても口渇など出にくいこともあり特に夏場は熱中症も最近多くなっているので要注意です
これにより、フォシーガのダイエット(体重減少)効果が実証されています。
血糖改善効果: 単独でも他の糖尿病薬との併用でもHbA1cで1%近く下がるようです。
症状があらわれた時,次の1回量をなるべく空腹時をさけて水またはお湯でかまずに服用してください。 ..
この薬剤でどのくらいの血糖値を改善する効果があるのか、どのような副作用があるのか、どんな糖尿病薬との組み合わせがよいのか、どんなタイプの糖尿病で効果があるのか、まだまだこれからです
たとき、空腹時投与に対する食後投与のCmax及びAUC0-∞の幾何平均値の
SGLT(ナトリウムイオン・ブドウ糖共役輸送担体)とは、腎臓でブドウ糖を体に再吸収する役割を持っている糖輸送担体(糖の運び屋。ブドウ糖が細胞に適切に取り込まれるために働く分子)です。腎臓の働きは血液中の老廃物をろ過し尿として体の外に毒素や老廃物を捨てる役割がありますが、実は血液中のブドウ糖は、尿が作られるときに一緒にろ過されます。その量は1日180gと言われています。しかしブドウ糖だけはそのまま尿として捨てられるのではなく、そのほとんどが腎臓の尿細管でもう一度血液中に戻されます。この尿細管でのブドウ糖の再吸収を行っているのがSGLTです。 健康な状態では尿中にブドウ糖は検出されません。ところが、血糖値が高くなるとこのSGLTの再吸収する量が追いつかなくなり、尿中にブドウ糖が出てきます。糖尿病という名称は、尿にブドウ糖が検出されることに由来しています。 SGLT2阻害薬は