脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。


動脈硬化とは、血管の壁に脂肪や白血球の残骸のかたまりができ、血管が狭くなってしまった状態です。ことが分かっています。動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞(まとめて心血管疾患とよばれます)につながります。


アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)と小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁)は、アストラゼネカの選択的SGLT2阻害剤「フォシーガ®錠5mg、10mg(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物、以下、フォシーガ)」について、2型糖尿病合併の有無に関わらず、「慢性腎臓病(ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く)」の効能又は効果の追加承認を、8月25日に取得しましたので、お知らせします。

動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険度は、年齢、コレステロール値、血圧、タバコを吸うかどうか、などから見積もることができます。大規模なデータから、危険度を算出してくれるウェブサイトもあります。

ること。(「慎重投与」、「相互作用」、「重大な副作用」、「その他の

糖尿病の患者さんで、すでに心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまった方や、その危険が高いと考えられる方では、ことがすすめられます。

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今回は通院患者さんの背景疾患として増えてきました糖尿病のお薬の中で、特に心臓・腎臓の両者を守る効果も兼ね備えたSGLT2阻害薬についてのお話をしたいと思います。

慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下を伴う重篤な進行性の疾患で、多くの場合、心疾患や脳卒中の発症リスクの増加と関連しています 2-4。世界で8億4,000万人以上、日本では約1,300万人が罹患していると推定されています 5,6。しかしながら、その診断率は低く、90%の患者さんは罹患していることに気が付いていません 4。フォシーガは、日本で初めてのCKDの治療薬として承認された薬剤です 7,8


[PDF] 糖尿病治療における SGLT2阻害薬の適正使用に関する ..

アルドステロンの働きを抑えることで降圧効果を発揮するミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬も、2つの薬剤が開発を進めています。2019年に高血圧症治療薬として発売された第一三共の「ミネブロ」(エサキセレノン)は、糖尿病性腎症への適応拡大に向けたP3試験を実施中。バイエル薬品の「BAY94-8862」(フィネレノン)は、2型糖尿病を合併するCKDを対象とした2本のP3試験を終え、今年7月に米国で承認を取得しました。今年9月には糖尿病を合併していないCKDでP3試験を始めています。

糖尿病は血管性認知症(脳梗塞や脳出血による認知症)の危険因子のみならず、アルツハイマー型認知症との関係も指摘されています。

動脈硬化のある糖尿病患者さんでは、現在飲んでいる薬に加えて、SGLT2阻害薬も飲むことを積極的に考えてよいでしょう。

[PDF] 世間を騒がせている 糖尿病の新薬ってどんなお薬なの?

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

このお薬は、糖尿病治療において脳梗塞の再発予防にも効果があると言われています。 ..

SGLT2阻害薬には、empagliflozin (ジャディアンス)、dapagliflozin (フォシーガ)などがあります。いずれも心筋梗塞や脳梗塞を減らす効果があります。心収縮力が低下している場合に、心不全による死亡率を下げる効果もあります。

過去に心筋梗塞や脳梗塞をされた方は、服用すべきです。頸動脈に粥腫(プラーク ..

当然ですが、SGLT2阻害薬だけに頼るのは治療としては不十分です。食事や運動などの生活習慣を改善すること、また他の糖尿病薬も併用して、血糖を十分に下げることが重要です。

では、具体的にフォシーガがどのような効果を持ち、どのように働くのでしょうか?フォシーガの主な効果フォシーガ ..

糖尿病の患者さんで発症リスクが高く命に関わるのは、です。しかし、今まで糖尿病の治療で心血管病を減らすことができるというデータはありませんでした。

ところが近年になって、心筋梗塞や脳梗塞や死亡率を減らすことができる薬剤のエビデンスが次々に出てきており、治療法が目まぐるしく変化しています。

今回はそれらの薬を最新のデータを交えて解説していきます。

放置しつづけると動脈硬化などが生じ、心筋梗塞や脳梗塞といった致命的な病気のリスクが大きく高まります。 ..

注目は、世界初の腎機能改善薬として期待される協和キリンの「RTA402」(バルドキソロンメチル)です。同薬は、体内のストレス防御反応で中心的な役割を担う転写因子Nrf2を活性化する薬剤。幅広い抗酸化・抗炎症作用で腎機能を改善すると考えられています。糖尿病合併のCKDを対象に行った国内P2試験では、イヌリンクリアランス法で測定したGFR(糸球体濾過量)を有意に改善しており、現在はP3試験を実施中です。

脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。 更新日:2022年4月

DAPA-CKD試験の日本の治験統括医師であり、日本腎臓学会理事長の柏原直樹先生は次のように述べています。「慢性腎臓病患者さんにおいて、2型糖尿病合併の有無に関わらず、腎不全への移行抑制、心血管イベントおよび全死亡に対するダパグリフロジンの有効性が示されました。慢性腎臓病患者さんを対象としたこれまでの試験の中でも画期的な試験であり、ランドマークとなるものです。今回の承認は日本の多くの慢性腎臓病患者さんにとって大きな希望となります」。

※ SGLT2阻害薬:スーグラ・フォシーガ・ルセフィー・ジャディアンス

です。血糖正常化に相当するHbA1c 6.0%未満を目標にして治療すると、心筋梗塞や脳梗塞がかえって増えてしまうというデータがあるためです。もちろん、低血糖を起こしてしまうようなら、もっとゆるめの目標にします。

この状態が長い間続くと血管に障害を起こし、心筋梗塞・脳梗塞・腎不全などの原因となります。 ..

メトホルミン(メトグルコ)は糖尿病治療薬として最も広く使われている薬ですが、動脈硬化のある糖尿病患者さんでも治療の柱となる薬です。メトホルミンを飲んで血糖値を下げるだけでも、心筋梗塞などの予防になります。

SGLT2阻害薬(スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス) ..

CKDではフォシーガに続く新薬候補が複数、国内で開発の最終段階に入っています。SGLT2阻害薬では、ジャディアンスとカナグルがいずれも国内でP3試験を実施中。ジャディアンスはフォシーガと同様に糖尿病の有無を問わず、カナグルは糖尿病性腎症を対象に開発を進めています。田辺三菱は2022年度の承認取得を目指しています。

血栓症は、詰まった場所によって脳梗塞・心筋梗塞・肺塞栓症などと

糖尿病の治療では、生活習慣の改善が一番根本にあります。糖尿病は遺伝的な要因も関わりますが、生活習慣の乱れから生じます。定期的な運動、健康な食事、減量などが大事なのは、容易に想像できると思います。しかし現実問題、これら生活習慣を守るのは難しいため遵守率は高くなく1)、ほとんどの患者さんは薬物治療が必要となります。

糖尿病治療の主な目的は、です。この合併症は、微小血管の合併症と、大血管の合併症に分かれます。

です。腎臓(腎臓は小さい血管の集合体です)が悪くなる腎症が進行すると最終的には透析になったり、神経では手や足の痺れから始まり進行すると下肢切断、眼においては網膜症が進行すると失明につながることがあります。

す。これは、心筋梗塞や狭心症などの心臓の血管の病気と、脳卒中(脳出血・脳梗塞)という脳の血管の病気を合わせたもので、発症すると命を落とすこともあり生命予後にも大きく関わります。


微小血管と大血管の2つの合併症のうち、微小血管の合併症は血糖を良好にコントールすることで減らすことができるという一貫したデータがあります。例えば日本で行われたKumamoto studyでは、下記の図のように血糖を厳格にコントロールすることで網膜症と腎症の発症を有意に減らしました2)

・SGLT2阻害薬 [スーグラ®、フォシーガ®、ルセフィ ®、デベルザ®、.

A:チアゾリジン薬であるピオグリタゾン(アクトス)は、水分貯留によるむくみ、体重増加という副作用があり、心不全のある患者さんには使えません。スルホニル尿素薬(グリベンクラミド [オイグルコン]など)は、心筋梗塞のリスクを高める可能性があり、注意が必要です。
80歳以上の高齢者に使われることの多いDPP-4阻害薬は、サキサグリプチンを除き、心臓病のリスクを増やすことも減らすこともないようです。食後の高血糖を改善する薬であるグリニド薬(ナテグリニド、レパグリニドなど)やαグルコシダーゼ阻害薬(アカルボース、ボグリボースなど)も同様に、心臓病のリスクを増やすことも減らすこともありません。