⇨ リベルサスは胃で吸収されるため、有効性が弱まる可能性がある


リベルサスが直接的に美容に影響があるというよりも、薬による急激な体重減少や副作用によって影響が出る場合があります。


リベルサスによるダイエットの治療効果に影響があると思われる日常生活のポイント2つについて説明します。

リベルサスには食欲を抑える効果があり、食事量を減らすことで結果的に減量に繋げていくものです。そこで考慮すべきことが日頃の睡眠についてです。実は、1日6時間以下の睡眠時間の方の脳内物質において、食欲を抑えるレプチンが減り、食欲を増すグレリンが増えるという研究結果が得られました。ここには、”睡眠時間”だけでなく、”睡眠の質”も関係があると言われています。つまり、寝不足の方や睡眠の質が悪い方は食欲のベースが上がってしまい、リベルサスの効果が半減されてしまうということです。いかに良質な6時間以上の睡眠習慣を確保できるかで治療効果に影響すると考えています。

リベルサスで比較的頻度の多い副作用には、以下の症状があります。


リベルサスと併用の方は、朝分は一緒に飲まず防風通聖散を食間に服用してください。

あくまでリベルサスは糖尿病に対して承認を得た薬剤であるため、糖尿病がない方に使用するのは危険?という考えがあります。もちろん医薬品ですので作用・副作用があるので乱用や不適切な使用いけません。しかしGLP-1アナログは海外では肥満症の適応が通っている薬剤で、体重減少作用も立証されています。糖尿病の治療(血糖を下げる効果)だけでなく、腎保護や心血管リスクを減らす効果も立証され幅広く使われ始めています。繰り返しにはなりますが、作用機序からも健康な成人に対しても比較的安全に使用できる薬剤と考えています。嬉しいニュースをお伝えします。「ウゴービ皮下注」です。残念ながら2023年4月現在は、いつから流通するのかなどは不明ですが、近い将来肥満症の有力な治療薬として君臨することでしょう。

ただし、女性ホルモンはストレスや睡眠不足でも影響を受ける繊細なものですから、リベルサスでのダイエットについても、急激に体重減らさないよう注意が必要です。

リベルサス(セマグルチド)と女性ホルモンとの直接的な相互作用や、女性ホルモンへの悪影響を示すような、科学的なエビデンスは現時点では報告されていません。


リベルサスで期待されるダイエット効果について、詳しく見ていきましょう。

機序としてはGLP-1受容体作動薬による胆嚢収縮抑制によって胆石形成が促進され、急性胆道系疾患が引き起こされる可能性があるというものです。胆嚢は脂肪の消化・吸収を助ける胆汁を濃縮して貯留しています。胆嚢は元々胆石を形成しやすい背景があります。GLP-1受容体作動薬の作用により、食欲が落ちと考えられるのでしましょう。頻度は不明ですが、胆嚢炎は緊急手術の適応となる重篤な副作用です。

リベルサスを服用することで、次の副作用が生じるリスクがあります。

一方で、体重減少効果についてはあまり強くないと考えられます。特に、他のGLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬(ウゴービやマンジャロなど)と比較すると効果が大幅に劣っています。

リベルサスを服用すると、以下のような副作用が起こる場合があります。

上記で紹介した2つの大規模臨床研究を比較すると、リベルサスのHbA1c改善効果は海外でも良好ですが、日本人ではより強い効果を発揮している可能性があります。

リベルサスの効果や副作用については、下記ページもご参照ください。

リベルサスによって経口薬でGLP-1受容体作動薬の間口が広がったことは良いことなのですが、新たな副作用や注意がなされるようになってきました。それは胆石症・胆嚢炎等のリスクです。

薬の効果や副作用について、きちんと理解してから服用しましょう。

リベルサスを使ったダイエットに興味があるけれど副作用が怖い方、ダイエットを始めるかどうか悩んでいる方は、ぜひ一度渋谷駅前おおしま皮膚科へご相談ください。

体内のホルモンであるGLP-1は、すぐに分解されるため効果は短時間です。

リベルサスは、胃の内容物によって吸収率が変わってきます。そして、服用の際に一緒に飲む水の量が多くなりすぎると、吸収率がおちて期待する効果が得られないおそれがあります。実際に、服用時の水の量を240mLにすると効果が減弱することが確認されているため、大量の水でリベルサスを飲むのは避けるべきです。
もっとも、水の量を厳密に120mLとする必要はありません。多少のずれは構いませんので、だいたい120mL以下の水で服用するようにしてください。

上記のリベルサスの服用方法で説明したことを参考に飲んでください。

主な副作用として、吐き気、下痢、食欲減退、頭痛、糖尿病網膜症、便秘、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

リベルサスの効果を十分に発揮するには、正しい飲み方が重要です。

医師の指示に従って服用方法を守り、定期的に検査を受けることで、副作用を早期に発見できるでしょう。

リベルサスによる体重減少作用には以下の機序があると考えられています。

また、吐き気や下痢の副作用により脱水状態になると、肌のくすみやカサつきの原因となることがあります。

リベルサスと併用の方は、一緒に飲まずカナグルは朝食後にしてください。

たしかに、リベルサスを服用すると副効用として体重減少が見られることがあります。
しかし、体重減少の程度には個人差があります。
また、2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、約1年間リベルサスを服用した場合でも、体重減少効果は0~2.9kg程度(もとの体重の5%足らず)であったと報告されています。
体重減少を望むのであれば、食生活の改善や適度な運動がおすすめです。非薬物療法は糖尿病治療の基本ですので、無理のない範囲で続けるようにしましょう。

リベルサスの服用は 「1日1回、空腹時に飲む」 ことが基本です。

リベルサスでのダイエットでは、なるべく副作用に早く気づけるよう、副作用の症状とその対処法をあらかじめ知っておくことが大切です。特に服用初期や、用量を増やしたときは副作用が出やすくなります。

リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説

前述の通り、薬剤です。実際に、日本人の2型糖尿病患者(食事運動療法のみ、もしくはそれに加え経口薬1剤で治療中) 243例を対象とした、リベルサス3,7,14mgととリラグルチド 0.9mg(商品名: ビクトーザ)との比較試験(PIONEER9)では、リベルサスの低血糖は確認されませんでした。

リベルサス錠7mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

SGLT2阻害薬(当院ではカナグルを採用)は、血液中の糖質を尿中に多量に排出させ、血糖値を下げることでダイエットが期待できる薬です。つまり、糖質をよく摂る人で、血液検査で高血糖が疑われる人に対して非常に有効なダイエット補助薬と言えます。おおよその目安として、カナグル1錠服用することによってご飯一杯分の糖質の摂取を無かったことにすることができます(高血糖が著明でない方では効果が十分に発揮されない可能性があります)。
また、ゆっくりと体重減少効果を発現するため、数か月間、持続治療することが必要です。どうしても糖質摂取量を減らすことが難しい方は、SGLT2阻害剤を利用(併用)するのもご検討ください。

リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について

リベルサス(セマグルチド)は、糖尿病治療薬として認可されていますが、ダイエット薬ではありません。服用にあたっては副作用や危険性について正しく理解することが重要です。