整形外科医が選ぶ痛み止めランキング:安全で効果的な使い方ガイド


痛みの治療には、栄養、生活習慣改善、血流改善、筋肉の利用、痛み止め、自律神経調整、神経障害薬など複数のアプローチがありますね。自分に合った治療を探していきましょう。


上記2つの痛み止めが全く効かない、しびれなどの神経に起因する痛みがメインの場合は、「リリカ」や「ガバペン」といった薬剤が効果的です。

内服の初期には吐き気があります。最初の1週間は吐き気止めと一緒に内服しますが、中には吐き気が非常に強く出てしまい、内服できない方もいらっしゃいます。内服が可能であれば、副作用が少なく、鎮痛効果の高い非常に有用な薬剤と言えるでしょう。また便秘もオピオイド鎮痛薬の重要な副作用のひとつです。いずれも鎮痛効果は非常に高く、副作用も比較的少ないとされております。

例外として、セレコックスはNSAIDsの中ではアスピリン喘息の症状を誘発 ..

ロキソニンの効かない痛みには血行障害に加えて神経の障害を考える必要があります。整形外科ではプレガバリン(リリカ)という薬が良く用いられますが、めまい、立ち眩み、眠気の症状が起こりやすいようです。内科では最近はミロガバリン(タリージェ)という後発の薬が良く用いられます。2.5mgを朝夕2回で始めて10点の痛みが8点になればしめたものです。5mg→10mg→15mgと増やせれば痛みが2-3/10点になり、嫌みから解放されることになります。眠気と立ち眩みが副作用ですので、副作用が出る方は夕のみの内服にするのも一つの方法です。すべり症、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛による腰から足の痛み、後頭神経痛の痛みには3-4割の方に有効で、中には人生が変わるほど効く方もいらっしゃいます。

緊張は自律神経の興奮をきたし、全身の血行障害をきたし、神経の障害に繋がります。また痛みに対して過敏になりますので、緊張と痛みは悪循環を引き起こします。ロフラゼプ(メイラックス)のような超長時間作用型の安定剤は癖になりにくくて内科では使いやすいです。切れ味がマイルドで効いた感じがさほどでもない事と、完全に切れるのに1週間かかるので、翌日に切れて飲まなきゃ、という感じになりにくいので薬に依存している感じになりにくいと思います。1週間継続すると安定しますので、昼間の眠気があれば半量にしたり隔日投与にします。頓服ではデパスのような、より短時間の薬も用いられます。

ワントラムは弱オピオイドが1種類入っているお薬です。疼痛緩和に関しては、1種類のみの鎮痛なので、効果は下記の2種類と比較しやや弱くなっています。

神経の痛みを抑えるために、神経の働きをブロックするようにお薬が効きますので、眠気やふらつきなどの副作用が出ることがあります。最初はごく少量から内服を開始しますが、それでも耐え難いふらつきのために、内服が困難な方もいらっしゃいます。その為、初期には少量から始めて徐々に慣らしていき、時間をかけてお薬を増量していく必要があります。


【この薬の効果は?】 ・この薬は、非ステロイド性消炎・鎮痛剤(NSAID)と呼ばれるグループに. 属する薬です。

お薬全般に言えることですが、人によって薬疹や汎血球減少と言って、白血球や血小板が下がってしまうような副作用が起こることもあるので、しっかりと医師に相談し使用しましょう。

セレコックス錠200mg | くすりのしおり : 患者向け情報

セレコックスは、関節リウマチや変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎の消炎・鎮痛に適応があります。また、手術後・外傷後・抜歯後の消炎・鎮痛にも使用できます。

セレコックス錠100mg | くすりのしおり : 患者向け情報

多くのNSAIDは、COX-2を阻害すると同時に胃などの臓器を保護する作用があるCOX-1も阻害してしまいます。そのため、副作用として胃痛などが生じやすいという欠点があります。
しかし、セレコックスはCOX-2に対する選択性が強いため、他のNSAIDに比べると胃痛などの副作用が起きにくいという特徴があります。この点が、他のNSAID(ロキソニンなど)との違いです。
また、作用持続時間が長いため、1日2回の服用で十分な効果が期待できるのも特徴の一つです。

[PDF] セレコキシブ錠 100㎎・200㎎「ニプロ」 を服用される患者さんへ

整形外科の先生はプロサイリンなどのプロスタグランディン系の薬をよく使います。降圧が必要な高血圧の患者さんではα遮断薬という末梢血管を広げる降圧薬が神経周囲の末梢血行改善に使えます。他に血管を安定化するビタミンEも用いられます。強心効果と抗血小板機能と血管拡張効果を持つプレタールは有効ですが、頻脈や上室性期外収縮誘発の副作用に注意します。体液を増加させると神経痛を起こしている末梢の血流は改善しますが、手軽なのは経口補水液です。ただ水分を取るだけではまず吸収が遅く、次に体液の希釈が利尿を誘発して体液が増えません。塩分、糖質、カリウムやマグネシウム、蛋白、血球の存在は血流維持に役立ちます。ですから味噌汁、スープ、そばうどん、ラーメン、野菜、果物、魚、赤身肉、鉄分、食事全般の十分な摂取が末梢血流を改善して痛みの軽減に役に立つのです。高血圧を気にして塩分制限が広まってはいますが、痛みで苦しむ方に減塩は逆効果の場合もありますのでご注意を。低周波の電気刺激装置も痛みの改善に効果があります。電気刺激は筋肉を動かして血流を改善して、痛みを減らすマイオカインを分泌させると考えられます。針やマッサージも悪循環に陥った神経と筋肉緊張をリセットする効果がありそうです。

[PDF] 非ステロイド性消炎・鎮痛剤(COX‒2選択的阻害剤)

どちらも比較的副作用の少ない薬で、ある程度量を多く服用しないと効果は少ない傾向です。

セレコキシブ錠の使用後に気を付けること(効果・副作用について)

カロナールはこどもの解熱薬で良く使う薬です。炎症を抑える効果はほとんど無く、脳をごまかすような形で作用し、効果を発揮すると考えられています。欧米では変形性関節症の第1選択薬になっています。

効果的であり、セレコキシブを利用した新たながん治療の戦略開発が ..

オピオイド薬として紹介したトラマールも体内で代謝されてオピオイド作用が生じるまでは下降性抑制系に作用する薬です。サインバルタと併用する際はセロトニンが増えるので注意が必要です。
うつ病の薬も下降性抑制系に作用し有効ですが日本では痛みの適応症とはなっていません。

薬は必ずしも万人に効くわけではなく、同じ薬でも向いている方と向いていない方がいます。 ..

ブルーライトによる眼精疲労、緊張、脱水、睡眠不足、カフェイン過剰、ミネラルのアンバランス、高血圧など様々な原因で、血行障害、筋肉の緊張によって起きる神経痛には、環境を整える複数の要因の改善が必要です。ロキソニンのような抗炎症薬が効かないときは血行障害を考えましょう。原因と思われる原因を除去したうえで、血流改善の為には、まずイワシ油のEPAの投薬で血管拡張と血流安定を計ります。体液の増加と血管拡張のためには風邪薬の葛根湯が有効で、継続的な体液貯留による血行改善には補中益気湯も有効です。痛みの原因についてウィルス感染が疑われる場合は葛根湯あるいは麻黄湯もよく効きます。慢性の疼痛に対する内科の最初のアプローチとしてはEPAと葛根湯の組合わせが安定した効果を持ち、頭痛、肩こり、腰痛、四肢の痛みは半分以下になる事が多いようです。高血圧の方は適切に降圧すると、頭痛や体の痛みはかなり改善します。

[PDF] 非ステロイド性消炎・鎮痛剤(COX-2選択的阻害剤) セレコキシブ錠

氏名: 小山 翔平(おやま しょうへい)
出身地: 山形県寒河江市
資格: 日本整形外科学会 認定専門医

本分析では,慢性的な疼痛を伴う変形性関節症,関節リウマチ,腰痛症患者に対しセレコキシブ

セレコックスは、小児などを対象とした有効性および安全性を指標とした臨床試験を実施しておらず、適応もありません。ご家庭では、お子さまの手の届かないところに薬を保管するなどして誤服用を避けてください。

消炎鎮痛剤(カロナールやセレコックスなど); 神経を保護する ..

痛みに対する治療は原因によって異なりますが、風邪による頭痛、のどの痛み、打ち身や疲労による筋肉痛など物理的な炎症によって急性に起きている場合は抗炎症薬が有効です。アセトアミノフェン(カロナール)は胃に優しい炎症止めです。ただし深酒をする方は肝障害をきたすことがありますのでご注意ください。カロナールではちょっと効き目が不十分という方はロキソプルフェン(ロキソニン)が手軽です。胃が荒れやすい事と、熱があり脱水状態では腎障害に気を付けることが必要です。胃の弱い方は胃薬と一緒に内服し、脱水がないように気を付けて、尿の色が黄色く濃くなっていたら脱水ですのでご注意を。セレコキシブ(セレコックス)はロキソニンより胃に優しい鎮痛薬です。抗炎症薬は原因を取り除くわけではありませんが、炎症は炎症を呼びますので、一度炎症を抑えることは痛みの悪循環を防ぐためには有効です。整形外科の先生はステロイドの局所の注射や麻酔薬によるブロック注射を使用しますが、痛みの悪循環を取るのに効果があります。西洋の薬は症状を取る対症療法ですが、一方、風邪のvirusなどに対して原因治療をする場合は、葛根湯や麻黄湯による免疫上昇、血流改善、体温上昇による抗virus効果を利用しますが、痛みを緩和する効果もあります。漢方を利用するとロキソニンなどの痛み止めを使う頻度はずいぶん減ります。

NSAIDsは、一度使うと次は6時間空けてと聞くけれど、その根拠は?

ロキソニンはOTC医薬品として薬局で買うことも可能です。セレコックスはロキソニンと比較し、胃や腸に対する負担が軽くなるように設計されております。そのため、鎮痛効果に関してはロキソニンより劣ります。