②その他の副作用(神経障害など)は他の薬剤とあまり変わりません。
特に呼吸器感染症の主要な起炎菌に対して卓越した効果を発揮することから、呼吸器疾患の治療において重要な選択肢となっています。
・発疹、粘膜のびらん・水ぶくれ、高熱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
マイコプラズマ感染症を診断する方法としては、以下のものが挙げられます。
咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、中耳炎。
(効能又は効果に関連する注意)〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、中耳炎〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
アジスロマイシンは、幅広い抗菌スペクトルを誇り、多岐にわたる病原菌に対して強力な効果を示します。
小児には、体重1kgあたり10mg(力価)を1日1回、3日間経口投与する。
ただし、1日量は成人の最大投与量500mg(力価)を超えないものとする。(用法及び用量に関連する注意)
7.1.体重換算による服用量の概算は、次のとおりである。1).体重15~25kg:1日あたり200mg(力価)(2カプセル)。
2).体重26~35kg:1日あたり300mg(力価)(3カプセル)。3).体重36~45kg:1日あたり400mg(力価)(4カプセル)。
4).体重46kg~:1日あたり500mg(力価)(5カプセル)。15kg未満の患児には細粒を投与すること。
7.2.外国の臨床における体内動態試験の成績から、本剤500mg(力価)を1日1回3日間経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与期間は3日間とする。7.3.4日目以降においても臨床症状が不変もしくは臨床症状が悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること〔16.7.2参照〕。
発熱や痰を伴わない咳、息苦しさなどが生じる場合があります。 好酸球性肺炎
これらの特性により、アジスロマイシンは感染部位に長時間留まり、持続的な抗菌作用を発揮することで、効果的な治療を実現します。
軽い運動(階段を登るなど)での息切れ、痰が絡まない咳、発熱 など
このような幅広い抗菌スペクトルを持つアジスロマイシンは、様々な呼吸器感染症の治療に有効性を発揮し、臨床現場で重宝されています。
マイコプラズマ肺炎の典型例としては、感染後に発熱し、その後だんだんと咳が強く ..
アジスロマイシン水和物は、その独自の薬物動態と広範な抗菌スペクトルにより、多様な感染症の治療に優れた効果を示します。
○主な症状発熱が数日続き、咳が増強します。場合により胸部に雑音が聴こえ呼吸苦 ..
主な適応症として、咽頭・喉頭炎、急性気管支炎、肺炎(市中感染肺炎)、中耳炎、副鼻腔炎などが挙げられ、これらの疾患に対して高い臨床効果が多くの研究で実証されています。
○治療マクロライド系抗生物質(エリスロシン、クラリス、ジスロマックなど)が有効です。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
ジスロマック錠250mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)
8.1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認すること。8.2.アナフィラキシー・ショックがあらわれるおそれがあるので、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと〔11.1.1参照〕。
8.3.本剤の使用にあたっては、事前に患者に対して、次の点を指導すること〔11.1.2参照〕。・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が疑われる症状[発疹に加え、粘膜(口唇、眼、外陰部)のびらんあるいは水ぶくれ等の症状]があらわれた場合には、服用を中止し、ただちに医師に連絡する(服用終了後においても前記症状があらわれることがある)。
8.4.アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、投与終了数日後においても副作用が発現する可能性があるので、観察を十分に行うなど注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.他のマクロライド系又はケトライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
9.1.2.心疾患のある患者:QT延長、心室性頻脈(Torsadedepointesを含む)を起こすことがある〔11.1.8参照〕。(肝機能障害患者)
9.3.1.高度肝機能障害のある患者:投与量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること(肝機能を悪化させるおそれがある)。(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中に移行することが報告されている)。(小児等)
9.7.1.低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。9.7.2.白血球数減少が認められることがあるので、顆粒球数減少(好中球数減少)も合わせて十分観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、必要があれば、他の抗菌薬に切り替えた上、症状に応じて対症療法等の適切な処置を行うこと。承認時に、小児で白血球数減少が認められたのは442例中33例で、このうち9例において好中球数が1000/mm3以下に減少し、白血球数減少が認められた症例の多くは、投与開始7日後あるいは8日後の検査日において回復がみられた〔11.1.9、11.2参照〕。
9.7.3.下痢が認められた場合には症状に応じて投与中止あるいは対症療法等の適切な処置を行うこと。承認時の小児における下痢の発現頻度は、2歳未満(124例中8例)では2歳以上(602例中6例)と比べて高い〔11.2参照〕。9.7.4.市販後の自発報告において、小児における興奮の報告が成人に比べて多い傾向が認められている〔11.2参照〕。
(高齢者)患者の一般状態に注意して投与すること(アジスロマイシン経口剤の一般感染症の臨床試験成績から、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であったが、一般に高齢者では、生理機能が低下しており、血中・組織内濃度が高くなることがある)。
(相互作用)10.2.併用注意:
1).制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム)[アジスロマイシンの最高血中濃度低下の報告がある(機序不明)]。2).ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
3).シクロスポリン[シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。4).ネルフィナビル[アジスロマイシン錠の1200mg投与で、アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度の上昇の報告がある(機序不明)]。
5).ジゴキシン[アジスロマイシンとの併用により、ジゴキシン中毒の発現リスク上昇の報告がある(P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇することを示唆した報告があるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。6).ベネトクラクス[ベネトクラクスの効果が減弱するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい(機序は不明であるが、ベネトクラクスの血中濃度が低下する可能性がある)]。
(過量投与)13.1.症状
本剤の過量投与により聴力障害を起こす可能性がある。(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報
アジスロマイシンとの因果関係は不明だが、心悸亢進、間質性腎炎、肝壊死、運動亢進があらわれたとの報告がある。15.2.非臨床試験に基づく情報
15.2.1.ラットの受胎能及び一般生殖能試験(雄2ヵ月以上、雌2週間以上投与)で、20mg/kg投与の雄雌に受胎率低下が認められた。15.2.2.動物(ラット、イヌ)に20~100mg/kgを1~6ヵ月間反復投与した場合に様々な組織(眼球網膜、肝臓、肺臓、胆嚢、腎臓、脾臓、脈絡叢、末梢神経等)にリン脂質空胞形成がみられたが、投薬中止後消失することが確認されている。なお、リン脂質空胞はアジスロマイシン-リン脂質複合体を形成することによる組織像と解釈され、その毒性学的意義は低い。
(保管上の注意)室温保存。
発熱,口渇,気分不良,けん怠感,浮遊感,胸痛,無力症,浮腫,低体温,不
胃酸は胃のプロトポンプから分泌されています。プロトポンプにはアセチルコリン、ガストリン、ヒスタミン、の3種類の受容体があります。それぞれの受容体にアセチルコリンなどが結合することによってプロトポンプが作動するわけです。一番確かなのは大元のポンプを阻害してしまうのが効果的です。プロトポンプ阻害剤(=PPI)は下記のようなものがあります。これは市販されていません。市販されよく使われているのはH2ブロッカー(ヒスタミン阻害剤=H2受容体拮抗剤)です。胃腸障害には神経性のものなどいろいろあるのですが、いずれも胃酸の分泌を少なくすればなおってしまいますので、H2ブロッカーが市販されたのは画期的なことだと思っています。医者にゆくことを面倒くさがるかたでも初期の段階で軽快します。夜間はヒスタミン受容体のみが作動しますので夜間の分泌抑制には非常に効果的です。日中はアセチルコリン、ガストロン受容体も働いていますので効きが弱くなります。元から断つにはPPIになってしまうのですが、まずはH2ブロッカーからというところです。H2ブロッカーは市販のものでいろいろあります。
「発熱」が発現したのは、肺炎のために本剤 250mg を 1 日 1 回 3 日間投与 ..
アジスロマイシンの特筆すべき点は、その高い組織親和性と長い半減期にあり、これらの特性が薬剤の持続的な効果と治療の簡便性を実現しています。
ジスロマック錠 250mg、ジスロマック細粒小児用 10%、ジスロマッ
例えば、市中感染肺炎に対しては90%以上の有効率、急性気管支炎では85%程度の症状改善、副鼻腔炎においては80%以上の治癒率が報告されており、その高い治療効果が裏付けられています。
ジスロマック錠600mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
ニューキノロンは第三選択ですのでめったに使うことはありませんが、現在 最も抗菌力がある薬です、つまりよく効きます。またよく売れています。販売額が多いのは副作用による大きな事故が少なかったからとおもわれます。安全性でも優れているのでしょう。下記のように併用禁忌はなく併用注意も薬剤も少ないです。