ダイエットでリベルサス服用しているのですが健康診断(主に血液、尿検査)に何か影響がありますか?特に気にせず受けて大丈夫でしょうか?
リベルサスはもともと糖尿病の治療薬ですが、現在では体重減少の効果が期待されてダイエット目的でも使用されています。この章ではリベルサスの特徴やダイエット効果について詳しく説明します。
リベルサスはそれだけでも体重を減少させる効果がありますが、生活習慣が乱れていると効果が十分に発揮されないことがあります。特に次のような生活習慣が影響します。
食事や運動と併せて、必要であればコレステロールや中性脂肪を改善する薬物療法が行われます。現在は効果的に数値が改善し副作用の少ない内服薬が開発されてきています。もちろん薬は飲まないに越したことはありませんが、将来の脳卒中や心筋梗塞を予防するために必要と判断された際には医師とよく相談しながら上手に活用して頂ければと思います。「副作用はありませんか?」「飲み合わせは大丈夫ですか?」「一生飲み続けなければなりませんか?」などのご質問をいただくことがよくあります。重大な副作用はとても少ないですが、当院では全ての内服患者さんに副作用チェックをします。おもに問診、診察、血液検査などです。お薬を開始して気になる症状がありましたら、次の診察日を待たずにご相談いただければと思います。また飲み合わせに関しても十分に留意しています。もし他院で処方されているお薬がありましたら「お薬手帳」や紹介状をご持参ください。またいったん内服が必要となっても、すべての方が一生飲み続けなければいけないわけではありません。継続が必要な場合もありますが、病状や数値を見ながらお薬は減らしたり中止したりすることが可能です。
繰り返しますが、お薬は飲まないに越したことはありませんし、飲むとしても数は少ないことが望ましいです。しかし将来的に脳・心臓・大動脈・腎臓の病気になりうるリスクを抱えるよりは予防できるところは予防して頂いた方が良いですので、医師と相談しながら上手に活用いただければと思います。
本来は注射器による投与が一般的で合ったGLP-1受容体作動薬ですが、2021年に世界で唯一の経口薬としてリベルサスが登場しました。 ..
次に、食事のタイミング・回数についてです。食事を同じ量食べる場合、血糖値が低い時と高い時で、どちらの方の吸収率が高いか分かると思います。当然、低血糖の時の方がエネルギーの必要性が高まっているため、体内へ取り込まれるエネルギー吸収率は高まります。次に、タイミングですが、やはり寝る直前のエネルギー摂取は問題です。寝る直前に食べた未消化の食事が胃腸に残り、寝ている間に小腸から栄養が吸収され、使われることなく貯蔵庫である肝臓に蓄えられて脂肪肝の源となります。よって、リベルサスの効果を高めるために、1回の食事量を抑える代わりに、3食+夕方の間食など、食事摂取の頻度を3回以上にして頂き、晩御飯の後、入眠までに約3時間程度は時間を空けることも大切だと考えています。
血液中にある尿酸が多くなっている状態を高尿酸血症と言います。
尿酸は血液中では、水分に溶けにくい性質であることから尿酸塩として存在し、多くなり過ぎると針状の結晶となって関節付近に留まるようになります。なかでも足の親指の付け根付近に降りるようになると激しい痛みを伴う炎症発作が起きるようになります。これが「痛風」です。
また尿酸は痛風の原因だけでなく、尿路結石、腎障害、脳血管障害、心疾患にも影響することが知られています。
リベルサスには食欲を抑える効果があり、食事量を減らすことで結果的に減量に繋げていくものです。そこで考慮すべきことが日頃の睡眠についてです。実は、1日6時間以下の睡眠時間の方の脳内物質において、食欲を抑えるレプチンが減り、食欲を増すグレリンが増えるという研究結果が得られました。ここには、”睡眠時間”だけでなく、”睡眠の質”も関係があると言われています。つまり、寝不足の方や睡眠の質が悪い方は食欲のベースが上がってしまい、リベルサスの効果が半減されてしまうということです。いかに良質な6時間以上の睡眠習慣を確保できるかで治療効果に影響すると考えています。
脂質異常症の治療は生活習慣の改善(食事療法、運動療法)と薬物療法です。その中でも大切なのが食事療法です。
コレステロール値を改善するには、総カロリーや飽和脂肪酸を多く含む食品を減らすことが有効と考えられています。上記のように飽和脂肪酸は牛肉・豚肉・羊肉に多く含まれるため、これらを控えることが脂質異常症の改善につながります。しかし美味しい食事を楽しむことは大切なことですので、過度に避けるのではなく上手に嗜むことが良いでしょう。
そして、食物繊維を多く含む野菜や海藻、きのこ類を積極的に摂ることが推奨されます。たんぱく質の中では、魚とくに青魚、そして大豆製品がお勧めです。
トリグリセライド(トリグリセリド)や中性脂肪の値には上記のように飲酒や糖質の影響が強いと考えられています。血液中の油の数値なのにアルコールや糖分が影響するのは不思議な感じがするかもしれませんが、もし異常値を指摘されたらこれらを見直すと良いでしょう
診断を受けるよう指導すること。[9.1.1、11.1.2参照]
リベルサスによるダイエットの治療効果に影響があると思われる日常生活のポイント2つについて説明します。
記事の中ではきちんとした説明を受けずに気軽にGLP-1受容体作動薬のリベルサス ..
そもそもコレステロールは体に必要なもので、細胞膜、ホルモン、胆汁酸をつくる材料になるもので、常に血液中を全身に運ばれています。しかしこれが過剰になったり質が変わってしまうと動脈の壁の中に蓄積されるようになり、結果として動脈の内腔が狭くなってしまい、進行すると脳卒中や心筋梗塞を起こしてしまうこともあります。
なお、脂質異常症の主な原因として考えられているのが、普段の食生活です。過食や飽和脂肪酸(動物性脂肪に多く含まれる)の摂り過ぎ、野菜や不飽和脂肪酸の摂取不足が影響すると考えられています。血液中のコレステロール値は、食事中のコレステロール量にも影響を受けますが、食事中のコレステロールがそのまま血液に運ばれるわけではなく肝臓で再合成されるため、そのまま反映されるわけではありません。むしろ飽和脂肪酸と呼ばれる動物性脂肪に多く含まれる脂肪を多く摂取することで脂質異常症になりやすくなることが多くの診療試験から示されています。飽和脂肪酸は赤肉(赤身肉ではありません)と呼ばれる牛・豚・羊の肉に多く含まれます。
また、運動不足や肥満、遺伝的要因なども考えられます。とくに遺伝的な脂質異常症は「家族性高コレステロール血症」と呼ばれ、比較的若いうちに心筋梗塞などを発症する可能性が高いため、早期に診断し治療を開始することが必要です。家族性高コレステロール血症と診断された場合には、血縁者に同様の病気を抱えている方がいる可能性があるため、併せて確認することが望ましいです。近親者にコレステロールの異常や心臓の病気の方が多いようでしたら一度ご相談いただければと思います。
一方のトリグリセライド(トリグリセリド)や中性脂肪の値には飲酒や糖質の影響が強いと考えられています。
脂質異常症は糖尿病や高血圧、腎臓病、甲状腺機能低下症など、他の病気が影響して発症することもあります。
糖尿病に関連する細小血管合併症を避けるためには6、2 型糖尿病
ただし、女性ホルモンはストレスや睡眠不足でも影響を受ける繊細なものですから、リベルサスでのダイエットについても、急激に体重減らさないよう注意が必要です。
GLP-1製剤はこれまで注射のみしかありませんでしたが、新たに内服薬(商品名:リベルサス)が発売されました。 ..
オンライン診療予約を変更またはキャンセルされる場合は、他の患者様のご予約にも影響するため、できるだけ早い対応をお願い致します。
また当日、診療時間になってもご連絡が繋がらない場合は、のであらかじめご了承下さい。
皆様のご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
※当院で使用している「ビクトーザ®皮下注18mg」「オゼンピック®2mg」「リベルサス ..
多くの患者様は、痛風の症状に耐えられないあまり来院されるようになりますが、痛風発作の痛みが出る前に血液検査で尿酸値を測定することで予防することが大切です。血清尿酸血が年齢や性別を問わず、7.0mg/dLを超える場合には注意が必要で、8.0mg/dLを超えるようなら尿酸値を下げる治療が望ましいと考えられます。
GLP-1受容体作動薬の橋本病に対する影響はまずないことから、リベルサスの服用自体は可能です。 ..
リベルサスでのダイエットでは、なるべく副作用に早く気づけるよう、副作用の症状とその対処法をあらかじめ知っておくことが大切です。特に服用初期や、用量を増やしたときは副作用が出やすくなります。
リベルサスの服用が他の治療に影響したり、副作用を起こす原因と ..
自覚症状に関しては、脂質異常症は高血圧と同様にほぼ現れません。ただし「眼瞼黄色腫」といってまぶたに黄色い塊ができたり、「アキレス腱肥厚」と呼ばれるかかとの膨らみが現れることがあります。
脂質異常症(高脂血症)の多くは健康診断などの血液検査で気づくことがほとんどです。なお脂質異常症と診断される具体的な数値は以下の通りです。
この効果は、持続的な健康状態の改善につながる可能性もあります。 ..
低血糖は、軽度であれば飴やラムネをとることで回復しますが、重症になるとけいれんを起こしたり意識が低下したりします。おう吐を伴う激しい腹痛がみられる急性膵炎や、発熱や白目が黄色くなるなどの症状がみられる胆管炎などは、まれですが重篤な副作用です。気になる症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
ステロイド薬が糖代謝に及ぼす影響はインスリン抵抗性による食後高血糖です。 ..
当院では従来の治療薬のほか、「リベルサス錠」(一般名:セマグルチド(遺伝子組換え))を処方しております。
こちらは血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌を血糖値に応じて促進したり、胃腸の動きを緩徐に調整したり、食欲を抑制したりするお薬として承認されており、世界初にして唯一の経口のGLP-1受容体作動薬です。
「リベルサス錠」は、生体内で分泌されるホルモンであるGLP-1のアナログ製剤です。
GLP-1受容体作動薬は、主に膵臓に働きかけ、血糖値が高くなると、インスリンの分泌を促して血糖値を下げる薬となります。主に血糖値が高くなるときに作用するため、低血糖を起こしにくい薬です。
GLP-1受容体作動薬の効果は、経口薬であるDPP-4阻害薬より強く、血糖値がかなり高くなった方にも使用されています。食欲を抑える作用もあるため、体重を落としたい人にも向いていると考えられています。
これまでは注射薬がのみでしたが、「リベルサス錠」は飲み薬でGLP-1受容体作動薬による治療を受けられるようになり、治療の選択肢が増えました。服用方法といたしましては、リベルサスは胃で吸収される薬なので、食事・飲水をする前に飲みましょう。
そして飲んだ後も最低30分は食事を取らず、飲水せずに吸収するのを待ちましょう。2時間程度空けるのが理想です。水をどうしても飲みたくなった場合も、できるだけ量を減らした方が良いです。
なお、気になる副作用ですが、胃腸に障害が出る可能性がありますので、嘔吐、吐き気、胸焼け、下痢、ガスが増えるなどです。これらの症状は、内服を継続すると軽くなっていくとされています。またこれらの症状の出現を予防しながら内服を継続するために量を徐々に増やす服用方法をおこないます。
また、リベルサスは血糖を下げる薬なので低血糖になる恐れもあります。しかし、前述のように頻度は高くありません。リベルサスをはじめとするGLP-1受容体作動薬は血糖値の上昇に応じて血糖値を下げるという作用のため、血糖値を下げすぎることが起きにくいためです。
2型糖尿病と診断され、2022 年 1 月〜2023 年 4 月にリベルサスまたはオゼンピックを使用中の方を対象として
ここまで副作用のお話をしてきましたが、医療機関で副作用と認められるのは、糖尿病の治療薬として使用した場合のリベルサスの影響です。
リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説
当院では、食事面での栄養指導や体を動かすための運動指導をそれぞれの患者様のライフスタイルに合わせて行っておりますので、お気軽にご相談ください。
なお、このような生活習慣の改善だけでは血糖値が改善しない場合や病態によっては、これらに併せて血糖コントロールを改善する薬物療法、またはインスリン注射による治療などを必要に応じてご提案します。
当院では糖尿病だけでなく、高血圧や脂質異常症(コレステロール)に関しても病態をより良く理解いただくための一般向け無料勉強会を定期的に開催しています。お気軽にご参加ください。(現在は新型コロナ感染症蔓延にともない休止中です。再開の際はHP等でお知らせ致します。)
大人になってから体力測定や運動能力テストを行ったことがある方は少ないと思います。当院では無料で体力測定会、柔軟性測定会、運動能力テストを行っています。またリハビリ機器やトレーニング機器もお試しいただけます。楽しくご参加いただけるようスタッフ一同ご用意してお待ちしております。